本専攻の紹介

カリキュラム

1年次: 本学の教育課程は、教養科目・基礎科目及び専門科目の3科目からなっており、このうち、専門科目は2年次進級後に行われます。教養科目・基礎科目は、この2科目を一括して全学教育科目と呼んでいます。全学教育科目の授業を通して、他の専門分野や文化に触れる機会を持ち、専門科目教育に向けた多様な発想と感性を磨きます。
2年次: 専門医学、専門基礎科目で医療職としての共通の知識を学びます。また、各専門科目で、作業療法士の専門性の基盤をなす各種概論を学びます。
3年次: 作業療法の各論について学びます。評価(検査)やリハビリテーション手技に関する実習も行われます。臨床実習III、Ⅳに向けて、実践的な知識・技術を身につけます。
4年次: 臨床実習Ⅲ、IVを通じて高度な臨床応用力を身につけます。また、本専攻では3年次で学んだ研究方法論の知識を基盤とし、各自がそれぞれ興味・関心を持ったテーマで研究を行います。自らの力で文献を調べ、研究計画を立て、それに基づいて調査・分析を行い、成果を発表するという一連の流れを通じて、将来の臨床研究者としての基礎を学びます。

臨床実習

実習施設として、北海道大学病院をはじめ、北海道内の総合病院・福祉施設の協力を得ています。本専攻では、臨床参加型実習であるクリニカルクラークシップにより4年間で以下の実習を行います。
2年次: 臨床実習I
より早期に作業療法の理解を深めるため、2週間の臨床現場の見学実習を行います。
3年次: 地域作業療法学実習
 地域生活支援の基礎をこの実習を通して学びます。地域リハビリテーションにおける作業療法士の役割、地域連携について学習します。
3年次: 臨床実習II
専門基礎科目・専門科目にて学習した内容を確認し、統合します。
4年次: 臨床実習III、Ⅳ
身体障害と精神障害もしくは発達障害の領域においてそれぞれ8週間の実習が行われます。実習施設の指導者の協力の基、卒業後の臨床実践に向けた基本的能力を培います。